前の週末はエッグランやハイランドギャザリングなどのイベントの向けて作業していた車両の納車が重なりました。
春のツーリングからの点検整備でお預かりしていたジレラが納車され、
イベント出場のための整備が終わったベルネグ175スポルトも納車。
そして先日販売したモトビ250SSも点検終了で納車。
若い新オーナーを囲んでバイク談義も盛り上がっております。
そして今日はこんなバイクが作業台に。
Benelli Leonchino S53 可愛らしい外観のバイクですが後のイタルジェットを創業するレオポルド・タルタニ―二が1953年のジロ・デ・イタリアにこのモデルで出場、優勝したという生粋のレーサーです。
その特徴は何と言ってもエンジンでノーマルとは別物のシリンダーとヘッドが使われています。
キャブレターはもちろんSSIですが狭いスペースに取り付けるためのフロートや曲がったファンネルなどとても凝縮感があります。
フロント周りも個性的です。よく画像をご覧になってもらうと何とこのフォーク、上から下までアウターチューブで可動部が見えません、どういう動きをするのかはとっても面白いとだけ言っておきます。
今回の作業はロングシートからシングルシートへの変更作業で、当時のレース用の小型のシートを使用してゼッケンも取り付けます。とりあえずのレイアウトはこんな感じ。
前に買っておいた凝った良い作りのアルミフレーム製でとても軽量なサドルシート。ピッタリでこれから細かい部品を製作して綺麗につくと思います。