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2013年 09月 22日
イタリア2013/9
9月17日に無事イタリアから帰国いたしました。
今回は某所で眼福もあずかり、バイクも数台仕入れることができてまずまずの成果でした。
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納車整備や修理作業が待ったなしなので
ちょこっとしたレポートはまた後日、とりあえずご報告まででした。

by batmci | 2013-09-22 11:17 | 仕事 | Comments(0)
2013年 09月 09日
イタリア出張
明日から一週間イタリア出張に行ってまいります。
お客様にはご迷惑おかけすることあるかもしてませんが、
頑張っていろいろ仕入れてまいりますのでご勘弁くださいませ。
それでは!
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by batmci | 2013-09-09 17:11 | 仕事 | Comments(0)
2013年 09月 05日
RUMI 125
もうすぐ週明け火曜からイタリア出張ですが、この時期は毎年恒例のツーリングイベント”モトイタリアーノ”に
参加する車両の整備の仕事が数台ありますので準備もしながら作業を進めています。
今回はその中の一台、RUMI 125 Turismo をご紹介。
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この車両は数年前にイタリアから来た1951年式だと思われる最初期型になります。
イタリアで見つけて即お客様に連絡、購入という事で日本に連れてきて保管していましたが、
最近やっと手をつける事ができて今回のモトイタリアーノツーリングに走らせるため作業しておりました。
状態は一見悪く思われますが、ほぼ完ぺきにネジ一本までオリジナル、分解した形跡もない
大変いい状態の個体でありました。これを各部分解して丁寧に掃除して再組立て、エンジンも分解洗浄して
ベアリングや消耗品のみ交換して外観はそのまま再組立てという仕事です。
RUMIはもう何台も仕事をしているので大体解っていましたが今回の車両は後のモデルと色々なところが違いがあったり、
オリジナルであることから確認出来ることも多数あり整備しながら大変勉強になった個体でした。
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各部を見ますと、まず特徴的なスロットル巻き上げ内蔵のハンドル。
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ニ気筒分一体型でターミナル付のイグニッションコイル。配線もオリジナルのままです。
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幅の広いタイプのシートはこれとその前のモデルにしか使っていない貴重品。勿論オリジナルのまま。
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シートの裏側は工具など入れられるようになっています。ちなみにこのシートのベースはアルミ鋳造製。
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リアショックもこのジャバラゴムが生きていたのは全く幸運、バンドもそのままです。
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テールランプはひしゃげてレンズが割れていましたが、何とか修復できました。
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エンジン、3速モデルはギアボックスはシンプルです。
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ギアやアーム、セレクターなど1940年代の残った造りで鉄、真鍮、アルミの組合わさった
材料の感じと削りだしがなんともいえないいい雰囲気です。
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外観やエンジン、電装のチェックもほぼ終わり、あとは現在ピストンリングを製作中で、
それが出来上がり次第シリンダーから上を組立完成、何とかツーリングには間に合いそうです。
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前回、今回と作業風景をアップさせていただきましたが、この車両に集中!しているわけでなく
他のお預かりの車両や納車整備も並行して作業していますので、お待ちのお客様には暖かく見守っていただけますと幸いです。

by batmci | 2013-09-05 12:19 | 仕事 | Comments(0)
2013年 09月 01日
カプリオーロ75
もうすぐ出張ということで、事前に分解して必要な部品の見極めをして出張時に買い出しをするために
調子は良いがオイル漏れが出てきたカプリオーロ75が入庫。
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カプリオーロといえば今、公開中の映画”風立ちぬ”に登場するカプロニ伯爵にからんで
何かと話題になっていますね。
75cc4ストローク、横置きクランクでフェイスカムの”OHC” オーバーヘッドカム、車体はプレス打ち抜きを張り合わせた大変贅沢な造り、
スイングアームもプレス成型で初期型はリンク式モノショックでした。
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このエンジンはいろいろなところに見どころがあるのですが、まずはこのハート形のヘッドカバー。
とてもかわいらしいのですが、ちゃんと理由があってのデザインです。
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ヘッドカバーを外すとこんな感じ。
超華奢な造りです。ロッカーアームの固定やフェイスカムの固定にボルトの類は使っていません。
で、ささっと分解した図がこちら。
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レイアウトはこんな感じで ブラケット類などもほぼ一体鋳造ですごくシンプルな造り。
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フェイスカムの形がよくわかると思います。パイプはオイルラインでここからオイルをじゃぶじゃぶ
掛けてカムを潤滑させてかつオイルを飛散させてヘッド各部の潤滑と冷却を行う構造。
ここからヘッドスタッドナットを外してヘッドを外した図がこちら。
この薄いシリンダーのシリリンダーの造形、とても綺麗で大好きなところです。
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この後もシリンダーを外してヘッドも分解、バルブ周りも点検しましたが、まったくといっていいほど
摩耗していないのでちょっとびっくり、結局このエンジンはガスケットの交換のみで終わりそうです。
初めはバルブ、ピストン、バルブガイド、ガスケットなどの部品がどれぐらい必要かオーバーサイズの
ピストンを探すためにも分解しましたが、結果必要なし。
といってもせっかく開けたので、各部清掃やすり合わせなどして組立ます。
それにしてこのバイク、オーナー氏は長年ツーリングなどにも乗られてなおかつよく回していた車両
だったにも関わらずこの摩耗の少なさは60年近く古い機械とは思えない、素晴らしいコンディションでした。

さて、普段当店ではお客様の車両の修理など画像をアップすることはないのですが、
今回はオーナー様の許可をえて掲載させていただきました。
これからもまた機会がありましたらこのようなメカニカルな魅力あるイタリア車の普段見ることない
中身を紹介できたらと思います。

by batmci | 2013-09-01 12:10 | 仕事 | Comments(0)