モンディアル最初期の市販車Mondial 125 Turismo forcella stampata が入荷。
こちらのMondial 125 Turismo forcella stampata モンディアル最初期の生産車として1949年に発表され1950年から53年の間に
総生産台数2000台以下のとても希少なオートバイです。
エンジンは4ストロークOHVボア・ストロークは54x54mmのスクエア、クランクケースやミッションのデザインなどは先に作られていた
GPレーサーと同じデザインで当時としては贅沢なオールアルミエンジンは正にレーサー直系と呼べる造りです。
マフラーエンドに当時のアフターマーケットパーツマフラーシャッターが付いています。
市街地ではシャッターを閉め、オープンロードで全開にして音を楽しめる仕様です。
ツーリスモといえスポーティなスワローハンドルが使われています。左右のレバーの上についたノブは左が手動進角、右がチョークノブとなっています。
サドルシートに薄手のピリオンシートの組み合わせは当時のレーサーのスタイル。
滅多にできることでではないのですが、Monoarbelo Corsa を現在メンテナンスでお預かりしているでツーリスモと並べさせていただきました。
こうやって同じ時期のレーシングと並べてみると、フレームやフォーク含め同じ造りであることがよく判ります。
フレーム構成やフォークなどはレーシングバイクと同じ部品が使われ、エンジンの一つ一つの部品の造りも素晴らしく凝った造りでとても高級感があります。
125ccの小さなバイクにここまで凝った造りのバイクは正に小さな宝石、イタリアンクラッシックバイクの中でも至極の一台です。
是非一度ご覧ください。