2021年 03月 12日
Laverda 75 Sport
先日ご紹介したGQ Japan のWEBサイトで紹介されていたラベルダ。こちらはその初期の市販モデルである Laverda 75 Sportのご紹介。
Laverda 75 Sport_a0208987_13215063.jpg
Laverda 75 Sport_a0208987_13215445.jpg
GQ Japanの誌面の方でラベルダに関しましては詳細な紹介記事がございますのでそちらを参考に頂きつつ、こちらの車両は比較的初期のLaverda 75 Sport
初期と後期の違いはそのシリンダーヘッドの大きさです。初期のものはトップのフィンが小型で全体の大きさが長い作りになっています。
Laverda 75 Sport_a0208987_13230797.jpg
Laverda 75 Sport_a0208987_13231825.jpg
ラベルダのエンジンの特徴としてはまずはクランクの左右にレイアウトされたギアトレインのカムシャフト。
通常OHVのカムシャフトというとカム山が二つ一緒になっていますがラベルダは贅沢にも2つのギアに付いたカムで吸排気別々のカムで駆動するようになっています。


Laverda 75 Sport_a0208987_13233321.jpg
ボールロック式のミッションは一般的な構造ですがシフトリンケージに特徴があり、ちょっと変わったスプリングの使い方も相まって独特のフィーリング。
ライバルであったカプリオーロにも付いていますがシフトインジケーターも装備。

Laverda 75 Sport_a0208987_13233658.jpg
ブリーザーホースが取り付けられたヘッドカバーはコルサ風にモディファイされています。
キャブレターはTurismoのUA15からスポルトはUA16に大径化されています。
Laverda 75 Sport_a0208987_13233968.jpg
Laverda 75 Sport_a0208987_13234593.jpg
ハンドルはスポルトはスワローハンドルがトップブリッジの上に着くようになっていますが、
こちらはそのハンドルを使ってコルサと同様のトップブリッジ下にレイアウトされています。
Laverda 75 Sport_a0208987_13234931.jpg
少し後の時代のものになりますがベリア製のスピードメーターを装着。
Laverda 75 Sport_a0208987_13240538.jpg
Laverda 75 Sport_a0208987_13235460.jpg
ガソリンタンクはノーマルでラベルダの浮き出し文字のタンクキャップはオリジナル。
Laverda 75 Sport_a0208987_13232934.jpg
シートは当時の社外品NISA製の物に交換。テールランプはCEV製の物が使われています。
こちらはシングルバルブの古いテールランプからストップランプを付けるために当時行われた仕様になります。
テールランプナンバーステーはオリジナルのままです。
Laverda 75 Sport_a0208987_13235827.jpg
独特のシフトインジケーターがご覧になれます。

Laverda 75 Sport_a0208987_13240161.jpg
前後のリムはスポルト用のアルミ製となっています。メガホン風のマフラーはバッフルの入ったしっかりした作りの物。
Laverda 75 Sport_a0208987_13232280.jpg
Laverda 75 Sport_a0208987_13450557.jpg

全体的にうまくコルサ仕様にカスタムされたこちらのLaverda 75 Sport 、繊細なその作りとは裏腹にしっかりした作りのエンジンでストレートカットギアで駆動される2つのカムのギアの唸り音を発しながら回るエンジンのフィーリングを感じながら走るとまさにピッコロイタリアンレーシングの雰囲気を感じられるバイクです。
ご興味の方是非ご来店頂いてその可愛らしさとカッコよさをご確認くださいませ。お待ちしております。




by batmci | 2021-03-12 13:52 | バイク | Comments(0)


<< GQ Japan ザ・スワン・...      GQ Japan ラベルダ 黎... >>