Lambretta Model C 入荷

店主最近のお気に入りの一台、Lambretta Model Cがイタリアから入荷。

1950年から51年にかけて生産されたこのランブレッタ モデルC、ABのモノコックタイプのフレームからパイプフレームにスケルトンボディというランブレッタ ならではのデザインへと変化した初めてのモデルです。ベベルギアドライブの駆動部にナックル状のスイングアーム機構と凝ったメカニズムもこのモデルの魅力です。
ヴェスパと違いベベルギアを用いたギアボックス、１本のケーブルでギアをコントロールする機構やナックル状の短いスイング機構のサスペンション、複数のロッドでリンクされたブレーキ等独自技術満載のエンジン。
イグニッションはフライホイール内に内蔵されたダイレクトイグニッションタイプ。
ハンドル、レバー、スイッチ等オリジナルのままのハンドル周り。
ステム部には当時の社外品であろうコンビニフックの様なロック機能を持ったフックが付いています。
ヘッドランプやホーン、エンブレムさえもそのまま残っています。
フロントサスペンションはリバウンドスプリング付きのしなやかな感じでとてもスムーズな動きをします。
残念ながらツールボックスの蓋は欠品。シートは後で張り替えられたと思われますが良い感じのものです。
少し変わったデザインのパッセンジャーシートはAQUILA製
AQUILAのバッジも当時のまま
オリジナルのLambrettaロゴのデカールもしっかり残っています。
テールランプはストップランプを付けるために後に交換された物。

全体的にいい感じにやれてまさにパティナといった雰囲気のとても良い個体です。
本物が経年を掛けてここまで残るのは本当に少なく、それで機関も好調となれば更に見つけることは困難です。
当時のままの車両をお探しの方、是非一度ご覧くださいませ。

2022/2/5ご成約ありがとうございます