2023年 07月 16日
当店はバイク屋で自動車を扱うことはしないのですが、ご縁がある方から託されたもので特別に販売中。
初年度登録1987年 現在車検が令和5年12月21日まで付いています。走行は61264Km 外観は大きな傷や凹みはありません。 プラパーツはかなり褪色しています。画像はかなり綺麗に写っていますが、プラパーツはケミカルを使って整えています。 乗った感じエンジンは調子良く問題ない様に思いました。ただ、エンジンマウントからか変速時にクラッチをつないだときにたまにゴン、という音がします。 これについてはこれが普通なのかどうかわかりません。音はするものの違和感はありませんでした。 品川の古いナンバーは貴重です。 全く素のままの内装 クーラーは付いていますが動作未確認 運転席の表皮にダメージあり。天井は落ちてはないですがシミがあります。 走行は61000Km 店主も試乗しましたが、思ったより良く走る車で足などに気軽に使うと楽しい車だと思います。 店頭にて展示しておりますのでお気軽にお問合せ見学お待ちしております。 7/30ご成約ありがとうございました #
by batmci
| 2023-07-16 13:08
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2023年 07月 13日
当店で販売しているMoto Guzzi の中でも人気のGalletto、その中でも珍しい初期型の160が入荷。 モトグッチ初のスクータータイプの車両ガレットは大きく分けて160(175)200、200エレクトリカの3種類がありますが、こちらはその初期型である160になります。 160と200、見た目は同じ様に見えますが160と200の違いは主にエンジン。 どちらもグッチ伝統の水平4ストロークOHVドライサンプエンジンですが、160がフライホイールマグネット点火の3速に対して200はダイナモ発電/バッテリー点火の4速 その他初期型の3速モデルには200では省略(改良)されてしまった開発時のコンセプトモデル故の機構やデザインがあり、これが初期型の魅力となっております。 まずはヘッドライトハンドル周り。ハンドルの形状や手動進角とチョークノブなども含めこちらは基本的に同じデザインです。 初期型の特徴としてはガソリンタンク上部に付けられたメーターパネル。 こちらにスピードメーター、タンクキャップ、そしてガソリンコックがパネル上に突き出しています。 パネル左側のタンクキャップ前にあるアルミ製のキャップ状の物がガソリンコックノブです。 このガソリンコックがとても凝った作りで、このノブを押し下げてロックを解除したうえで左に90°回すとコックオン。 その際ノブはスプリングの力で戻されロック状態に。そしてエンジンを止めてコックをオフにする際はその逆でノブを押す、 右に回してセンターに戻してノブを離すとオフになってコックもロックというギミックが。 このガソリンコック含めてタンクには他にも凝った作りがあるのですが、長くなるの今回はこれまで。 他にもこれまた凝った作りのメーターレンズなども初期型の特徴です。 シフトペダルに関しても初期型は形に特徴があるのと200ではシフトインジケーターがペダルシャフト同軸についているのに対して 160ではリンケージを介してペダル前側に円盤状のシフトインジケーターを搭載。 シフトする度にくるくると回る円盤がこれがまたとても可愛らいいデザインで楽しいです。 左側のパネルから飛び出しているのはこちらもグッチ伝統の踵ぶみブレーキペダル。 こちらは200も同じですが、フートボードは200よりナローになって幅狭仕様です。 パネルの内側にはグッチ伝統のアウターフライホイール”ベーコンスライサー” こちらも初期のフライホイールはフライホイールマグネット用に専用の真鍮製フライホイールを使用。 200はダイナモ駆動用にベルトプーリー付きの鉄製のフライホイールとなっています。 そしてこちらも200との大きな違い、エンジンの収まるメインフレーム、160はこの様にフラットですが200では中央が盛り上がっています。 これは200がダイナモを背負うためで初期型はそれがない為すっきりとしたデザインになっています。 後輪を大きく覆うリアフェンダーも初期型の方が被さり方が多くなっています。 フロントフォークは160、200共通ですがこちらは初期のナローハブ。 こちらのリアには後期型のハブが使われています。特徴的な片持ちスイングアームは最初からのコンセプト通り最後まで同じです。 こちらの個体の特徴、通常こちらには横向きに置かれたスペアホイールがついています。それがガレットのデザインの大きな特徴になっていますが、 こちらは当時のオプションパーツのシュラウドカバーが付いています。 聞いたところによると、当時このシュラウドかスペアホイールかが選べたようで、多くがスペアホイールを選んだそうで、そのせいで このシュラウドはちょっとレアなパーツです。ちなみにこちらアルミ製でとても軽量。 ガレットはフェンダーや専用のボラーニ製アルミリムや果てはホイールナットまでアルミ製でこだわった作りになっています。 こちらの車両は以前に紹介したイタリアで見つけたオーナメントを装着しています。 厚みがあって立体的なオーナメントは鶏のペイントの雰囲気もあってとても良い感じです。 決してパワフルではありませんし、3速しかないギアは鋭い加速など見込めませんが、その少ないギアを上手に使って 走るとなんとも言えない牧歌的な走りをするこのガレット、のんびりお散歩するにはもってこいの一台です。 ご興味の方、是非一度ご覧ください。 #
by batmci
| 2023-07-13 16:02
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2023年 06月 04日
1950年代の小排気量車としては珍しい175cc OHCツインという凝った構成のエンジンを持つイタリアンBerneg 175 Farioが入荷しました。 1950年代半ばにボローニャで創業したbernegはこのOHCツインエンジンのみを用いたバイクのみしか作らなかったバイクメーカーでした。 この特徴的なエンジンは初期モンディアルのエンジニアとして有名なドルシアーニも関与していたとも伝えられています。 その凝った作りから当時としてかなり高価だった故に、生産数も多くなく、イタリア国外に輸出もされなかった事もあり海外ではあまり知られていませんが イタリアでも現存数の少なさから現在ではとても希少なオートバイで有名です。 シンプルな外観ですがとても個性的なデザインのエンジンは50X44mmのショートストロークのツインで172.8cc ロッカーアームを介さない直押し式を用いたOHCが特徴です。 カムシャフトからダイレクトにディストリビューターがこれまた特徴的な右サイド シングルキャブレターはDellorto MA18と比較的小型のキャブレターから扱いやすい特性になっています。 エンジンだけでなくフーレームデザインも特徴的でシングルのダウンチューブがエンジン下部で左右に分かれ、 そのままリアショックまで大きく緩やかなカーブで立ち上がっていくデザインが優雅です。 リアショックはイタリア車には珍しい太めのボディのもの。リアハブにbernegの刻印が見えます。 スポークの不等長ピッチはモンディアルでもよく用いられていました。 フロントハブにもbernegの刻印が入っています。 デカールでなく金属製のバッジを付けたところも高級感があります。 タンクの形状もエラのはったイタリアンデザインですが、その膨らみはとても複雑で個性的です。 イタリアンらしいマフラーカッターのデザイン。 少し変わった表現ですが、当時イタリアでBaby Triumph と呼ばれた歯切れの良い爆音を奏でるエンジンは OHVの荒っぽい周り方とは少し違う滑らかさを持っていて高級感のある走り。 エキゾチックなイタリアンデザインと当時のオートバイとしては高級な機構のOHC更にツインで175cc というまさに小さな宝石のようなバイクです。クラッシックの中でも希少で所有感を持ったバイクをお探しの方ぜひ一度ご覧ください。 #
by batmci
| 2023-06-04 18:21
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2023年 06月 04日
大変綺麗にレストアされたRUMI 125 Sportが入荷しました。 イタリアのみならず世界的にコレクターアイテムとなっているMoto RUMIのバイクですが、こちらはその中でも人気のある Model Sportです。こちらはそのSportの中でも初期のものになります。 エンジンはRUMIのアイデンティティーともいえる2ストロークツイン125cc Sportの特徴はノーマルのツーリスモより大型でフィンの数も増したシリンダーとヘッドが特徴です。 横長のインレットを持った2in1のインレットマニフォールドも特徴です。 独特のデザインのプラグキャップもRUMI専用部品。 キャブレターはDellorto UB22Aのシングルキャブ。後のbicarburatoreのツインキャブより扱いやすいです。 メーターのないライトケースのシンプルなヘッド周りが初期型の特徴です。 このヘッドライトナセルの中にフロントサスペンションスプリングが内蔵されているという特徴的なフロントサスペンションも 初期型の特徴。こちらは初代モデルと同じものです。 シートは初代の扇型の幅広からシュッと締まった鞍型がSportの特徴です。こちらはベースがアルミの鋳物でシングルスプリングの凝った作り。 タンクパッドとピリオンシートも同じ素材で統一されています。 こちらもRUMI独特のシート間をつなぐ表皮。 インナーチューブに直結されるフロントハブ。 リアはプランジャーサスペンションです。 独特の低いポジションがわかるアングル。 後期型のSportのシートも付属品として付いてきます。 製作は今は亡きカロッツエリア・リバノリ製、当時の造りを守って作られた大変高価な貴重品です。 1950年代初頭に125ccでツインという当時の最先端をいっていたRUMIというメーカー、 ヘッドパイプからリアショックまでストレートに伸びたフレームや低重心なエンジンレイアウトもあってスイスイとミズスマシのように走る独特な乗り味の とても興味深い乗り味のオートバイです。個性的で美しく可憐さを持ったこちらのRUMIご興味の方是非ご覧ください。 #
by batmci
| 2023-06-04 18:09
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2023年 06月 03日
コロナ禍の後、以前のように頻繁に便がない為、いつもの様にいかないなかイタリアに向かいました。 戦争の影響で航路も長くなりヘロヘロになりながら真夜中にボローニャ着。翌朝レンタカーを借り出して早速行動です。 少し前にこの一帯で起こった洪水の影響を訪問先で感じながら仕事をこなして今回の目的の一つ モストラスカンビオ・ゴンザカに向かいました。 そんなマーケットの風景をどうぞ。 そんな中で気になったバイクたち。 Aermacchi 125 Aletta のエンデューロ Ducati のエンデューロ コンペ 超珍車SACHSローターリークロス プロトタイプだそうです。 今回はBMWの展示が充実していました。 そんな中の白眉の一台、BMW R37 眼福でした。 #
by batmci
| 2023-06-03 14:22
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イタリアンビンテージバイクのパーツやバイクの紹介、修理やレストア 2023年9月以降は新ブログhttps://88-9batmotorcycles.hatenablog.com/に移行しました。 by batmci Shop Infomation
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